BitTorrentでファイル共有
2006/05/14更新
BitTorrentとは

 「.torrent」という拡張子がついたURLをインターネット上で見かけたことがありますか? この.torrentファイルをBitTorrent対応ファイル共有ソフトに読み込ませるとファイル共有(ファイルのダウンロード・アップロード)が始まります。

注意事項

(その1)ダウンロード中であってもそれまでにダウンロード済みの分は要求に応じてアップロードされます。 アップロードされるのは自分がダウンロード中のファイルだけで、Winnyみたく知らないファイルを勝手に中継することはないようです。

(その2) 暗号化とかWinnyにあるような匿名性を保つための機能がありません。 接続してるピアのIPアドレスは丸見えです。

(その3)「ファイル共有ソフト」という類のソフトは、使い方によっては逮捕されることがあります。 有名なところでは、WinMX, Winnyといったファイル共有ソフトの利用者が逮捕されています。

(その4)BitTorrentに限ったことではないですが、ダウンロードしたファイルにウィルスが仕込まれている危険性があります。 配布元がよく分からないファイルの取り扱いには十分注意する必要があります。

(その5)塵も積もれば山となるの方針?で大量のピアと接続することにより速度アップを図るためルーターへの負担が大きいです。 低性能のルーターだとうまくいかないことも。

BitTorrentクライアントソフト解説

 .torrentファイルを使ってファイルをダウンロードするには、「BitTorrentクライアント」と呼ばれるBitTorrent対応ソフトを使います。 BitTorrentの開発元が提供する公式クライアントを初めとしてその他多くの対応ソフトが無料で公開されています。

クライアント解説

その他クライアントリンク

BitTorrent関連リンク

ポート開放

 ファイル共有ソフトに関する定番のお題ですね。

1.ポート開放の必要性
 外部からの接続がパーソナルファイアウォールやブロードバンドルーター等によって遮断されていると、外からわざわざ接続しに来てくれるピアを蹴ることになり、 その分効率が悪くなります。必須ではありませんが外部からの接続要求を遮断しないように設定しておいた方がいいです。

2.BitTorrentクライアントが使用するポート番号
 BitTorrentクライアントが使用する待ち受けポート番号は、クライアントの種類やその設定によって変わってきます。 公式クライアントは6881番を使うようです。BitCometやAzureusではユーザーが自由にポート番号(1024〜49151)を設定できるようになっています。

3.ポート開放チェック
 簡易なポートチェックページを用意しました。 BitTorrentクライアントを起動した状態でチェックします。

 このテストをクリアできない場合は、パーソナルファイアウォール、またはルーターのところで接続が遮断されている可能性が高いです。

4.パーソナルファイアウォールの設定
 パーソナルファイアウォールを使っている人はこの節を読む必要があるかもしれません。 Windows XP標準のファイアウォール機能や他社製のもの(NPF, Zone Alarm, Sygate, Kerio, Outpostなど)が色々ありますので 設定方法については各自マニュアルやWebページ等を参考に調べましょう。

「Windows XP SP2 付属のファイアウォールの設定」
[ コントロールパネル ] ⇒ [ セキュリティセンター ] ⇒ [ファイアウォール]

5.ルーターの設定
 ルーターを使用している人はこの節を読む必要があるかもしれません。 一般的にルーターは自宅ネットワーク外からの接続要求をすべて遮断するようになっています。 これはセキュリティ的にとても(・∀・)イイ!!ことですが、ファイル共有ソフトを使うときには障害になります。
 たいていのルーターには特定の接続だけを遮断せず通すようにできる機能がついています。 機能の呼ばれ方は「静的マスカレード」とか「ポートフォワーディング」とか機種によってまちまちです。 また、UPnpという機能を使うと自動的にポート開放できます。そのためにはルーターとOS(例.Windows XP)とBitTorrent(例.BitComet)クライアントのすべてが UPnp対応している必要があります。
 UPnp機能をを使わない場合は手動で設定します。まず「ファイル共有ソフトを動かすパソコンのIPアドレス」と 「ファイル共有ソフトが使用する待ち受けポート番号」を調べます。 そしたらルーターにログインして静的マスカレードの設定をします。 最後に、パソコンのIPアドレスが変わってしまうとまた設定をし直さなければならなくなるので なんらかの方法でIPアドレスを固定しておきます。

補足1:パソコンのIPアドレスの調べ方 (Windows XP)
方法1)コマンドプロンプトからipconfig
方法2)ネットワーク接続アイコンをダブルクリック

補足2:パソコンのIPアドレスの固定方法(Windows XP)
方法1)ルーターにDHCP固定IPアドレス機能があればそれを利用する。
方法2)TCP/IPのプロパティでIPアドレスとDNSサーバーのアドレスを指定する。

用語

Torrent File トレントファイル
 ファイル情報やトラッカーのアドレス等が記載されているファイル。 まずこれを手に入れないことには何も始まりません。

Tracker トラッカー
 ファイルの持ち主(ピア)の情報(IPアドレス等)を教えてくれる重要なコンピュータ。 BitTorrentクライアントは、.torrentファイル内に記載されているトラッカーに接続しピアの情報をゲッツする。

Peer ピア
 ファイル共有に参加しているコンピュータのこと。

Seeder シーダー
 自分はダウンロード完了し、アップロードだけをするピアのこと。

Leecher リーチャー
 まだダウンロード中のピアのこと。ちなみにLeechは「ヒル」のことです(藁

DHT Network
 BitTorrentクライアントで構成される分散システム。 DHTに接続してピア情報を入手できるのでトラッカーがいなくてもファイル共有が可能になる。 BitCometが対応している。

Health(Copies, Availability)
 接続中のピアが所有しているファイル断片を掻き集めると、ファイルが何個出来上がるか示す値? Azuresでは詳細画面の[Pieces Status]のところに表示される。 この値が1未満の場合、その時点ではファイルをコンプリートすることができない。 足りないファイル断片を持っているピアが接続してくるのをひたすら待つか、あきらめるしかない。